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債務整理はいつ始めたらよいのか?タイミングは思ったより重要

借金を返しきれなくなったときには、債務整理という方法があることは知っていても、どの段階で債務整理を行ったら良いのかということは、よくわからないという方は少なくありません。また、誠実な人ほど、「何とか返さなくては」と思ってしまうがために、対応が遅れがちになることもあります。この記事では、借金の整理は早期対応が大切だということについてお話ししていくことにします。

 

筆者紹介島さん司法書士資格を持つライター 債務整理関連の法律や手続きに詳しい 小池現役看護師 自分の体に強いコンプレックスを感じ、各種二重整形を始め様々な整形術・ダイエットを行った経験を持つ

手遅れにならないために

たとえば病気等でも症状が軽いうちに治療を行うことが大切であるように、借金の問題も深刻な問題となる前に対処することが大切です。極端な例えかもしれませんが、たとえば「1万円足りない」という問題であれば家族や知人の助けによって解決することも難しくありませんが、これが「100万円足りない」という問題に発展してしまっては家族や知人の助けでは解決することが難しくなります。

返済がしんどいと感じたときが債務整理をはじめるとき

とはいえ、「借金が100万円になったら」整理しなければいけないというような金額の目安があるわけではありません。しかし、貸金業者からの借金であるときには、その利息の負担も決して軽いものではありませんから、やはり早期に対処するのがベストなのです。「まだ何とかなる(返しきれるはずだ)」という根拠のない見通しが、結果として大きな負債を背負い込む原因となるのです。返済がしんどいなと感じたときに債務整理に着手することが傷口を広げないためにも大切です。
 
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自転車操業は破滅のはじまり

借金の返済のために借金をして毎月の支払いのやりくりをすることをよく自転車操業とかまわしとよんだりしています。下の図をご覧いただければわかるように、自転車操業やまわしは、借金の元本を膨れあがらせる行為ですから、このような状況に陥ってしまった人が、借金の状況をこれ以上悪化させることなく、自力で乗り越えることは、極めて困難です。
 


 

また、自転車操業やまわしを行っている方の多くは、毎月の支払日直前や、貸主から督促されて慌ててその返済のための借り入れをされている方が多いと思われます。ですから、たとえば、「○○ローンから総額××万円借りていて、さらに、△△信販から□□万円の借り入れがあるから、毎月の返済額は◎◎万円である」といったように、ご自身の借金の状況を正確に把握されていないことの方が多いのです。借金の状況が把握できていないというのは既に借金の問題が深刻化していることを意味しています。

 

よく「ご利用は計画的に」というフレーズを貸金業者のTVCM等で耳にしますが、ご自身の収入と支出の状況を正しく把握した上で、毎月返済可能な額がどれくらいであるかということを正しく把握しておくことが、これから債務を整理していく上でも非常に大切です。
 
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無料相談を上手に利用しましょう

借金の問題を正しく解決するためには、専門知識や高い交渉スキルが必要になりますから弁護士や司法書士の支援が必須です。しかし、一般の方は、弁護士や司法書士に相談したり業務を依頼するという経験のないことが普通ですから、「料金が高いのではないか?」、「なんだか敷居が高そうだ」と躊躇しがちです。

 

弁護士や司法書士への相談については、近年では、債務整理の初回相談を無料で実施している専門家が増えてきました。また、債務整理を依頼する際に発生する費用も分割払い等の対応をする専門家も増えてきていますので、このような専門家にまず相談をしてみることからはじめてみることでも良いかと思います。
 
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借金の問題は、費用面の心配や、「専門家に頼むなんて大げさなことはしたくない」というような思いから、その対応が遅くなったことで問題が深刻化してしまうことが少なくありません。また、好ましくない業者から借り入れている場合には、「整理屋」や「紹介屋」等とよばれるような手口によってさらに深みにはまり込んでしまうことすらありますが、これらは「弁護士や司法書士に頼まなくても借金の問題を解決できる」からと勧められたりするものですが、これは実際には債務者(あなた)を食い物にするためのなのです。

 
借金の問題は、勇気を出して弁護士や司法書士に相談することで、必ず道が開けます。
 
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ポイント

  • 借金の返済が延滞しがちな方は、まず専門家に相談してみましょう
  • 返済しているのに借金が減らないと感じている方も専門家に相談してみましょう
  • 複数の貸金業者から借り入れがある時点で、「多重債務」の状態ですから債務整理を検討する余地があります。まずは専門家に相談してみましょう
  • ご自身の負債状況が把握できていないときには、手遅れにならないために早めに専門家に相談しましょう
  • 返済のために新たな借金をされている方は、早急に専門家に相談してください
  • 無料の専門家相談を積極的に利用しましょう

 
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